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児童・思春期 こころの外来のご紹介

当院では、中学生までの方(15歳以下)を対象に診療を行う専門外来を設けております。 精神科医師、看護師、公認心理師、作業療法士、精神保健福祉士といった医療専門職がチームを組み、カンファレンスを行いながら治療にあたっております。 他にも、SSTや親の会などの取り組みも行っています。

診療対象・内容

中学生(15歳以下)までが対象です。
※高校生以上の方は一般の取り扱いとなります。(一般の方の予約方法は別ページ参照)

<例えば、こんな気がかりがあるお子様が受診されています>
  • ・学校に行きにくい、休んでいる
  • ・発達の心配がある(神経発達症かどうかの心理検査を希望)
  • ・睡眠リズムが悪い
  • ・学習の遅れが気になる
  • ・友人との関係が心配
  • ・落ち着きがなく、集団行動が難しい
  • ・その他、お子様に見られる様々な心配事がある

初診予約方法

@病院の代表電話(089-978-0783)に電話し、「児童・思春期こころの外来の予約」とお伝えください。
電話口にて、お子様の様子や症状を簡単にご説明ください。
診察日の希望も、この時にお伺いします。
主治医の指名は出来ませんので、あらかじめご了承ください。
A診察日の調整後に、改めて病院よりご連絡します。
※予約受付時間は、平日(月〜金 ※休診日を除く):9時〜16時

費用

健康保険が適用されます。

心理検査について

箱庭療法

診察に基づいて、必要に応じて心理検査を行います。
心理検査は知能検査や性格検査など、数日かけて実施しています。
実施後、検査結果を主治医・担当公認心理師より説明します。
(検査開始から結果のご説明まで、分析のため期間を要します)
<主に実施する検査>
@その人の認知や表現の特性・バランス(何が得意/不得意か、など)を見る検査
Aその人が持っている性格特徴、価値観、物事のとらえ方などを見る検査
※その他、保護者からの聴き取り検査(幼少期の頃と現在の様子)や、お困りに合わせて検査を追加する場合があります。

関係機関との連携

お子様が療育機関等の必要なサービスを利用できるよう、精神保健福祉士がサポートします。

各種セラピー

※新型コロナウィルスの感染拡大状況により実施を見合わせる場合があります。

相談室
◆SST(ソーシャル・スキルズ・トレーニング)
 SSTとは、友人関係や集団生活で困っているお子様たちに、具体的な「やり方」や「コツ」を学んでもらって、今よりも生活しやすいようにサポートする方法のひとつです。
  • ・似た悩みを持ったお子様たちでグループを作り、2週間に1回のペースでおこないます。
  • ・グループでワークに取り組んだり、適切なコミュニケーションについて話し合ったりします。(年齢が小さい場合は、遊びを通してコミュニケーションを学びます)
  • ・お子様たちが活動している間、保護者の方たち対象で「親プログラム」を実施します。担当スタッフと一緒に、日頃の思いを語っていただく時間にしています。
※SSTと親プログラムには、精神科医師、公認心理師、作業療法士らが一緒に参加します。

◆公認心理師によるカウンセリング
  カウンセリングを通して、抱えている問題にゆっくり取り組んでいく方法があります。
  • ・カウンセリングは医師からの指示や許可が出た場合にご案内されます。ご希望の場合は診察の際に主治医にご相談ください。
  • ・外来でのカウンセリングは、医師の診察と同一日に行っております。
  • ・カウンセリングに先立って、上記心理検査を行う場合があります。
◆親の会
この会では、お子様の不登校や学校での不適応でお悩みの保護者の方が集まり、精神科医師・公認心理師と一緒に、お子様への関わり方や学校の連携について考えていきます。 毎月1回、1時間程を予定しています。なお親の会につきましては、お子様の対象年齢が小学生〜高校3年生までとしております。

担当医師紹介

細田 欣也
国立精神神経センター国府台病院(現・国立国際医療研究センター)児童精神科にて診療に従事
平成13年4月〜 堀江病院
松山市すこやか相談 相談員

越智 麻里奈
愛媛大学病院子どものこころセンターにて診療に従事
平成27年4月〜 堀江病院
松山市すこやか相談 相談員

堀内 史枝(非常勤)
愛媛大学病院子どものこころセンター センター長
松山市すこやか相談 相談員